今回の要約
横浜市の教育方針を調べようと思い、まずは政策のベースとなりそうな市民の声(パブリックコメント)を見はじめました。が、その中身に愕然するという想定外のご報告です。
私は、息子たちが大好きです。
そして、自分が生まれ育った横浜という街が大好きです。
私の子どもたちもまた、そんな素晴らしい横浜という街ですくすくと元気よく育ってほしいと願っています。
だからこそ、横浜市の保育や教育方針・運営方法にはとても注目しています。そんな期待に応えるかのように、情報満載のWEBサイトを横浜市は用意してくれています。さすがです。LOVE横浜。
このページには、子育てに関する横浜市の計画や施策、データなどが数多く掲載されています。
では、どっから見ていけば良いでしょう。。。大量すぎて迷います。
ということで、こう仮定しました。
「もしも私が横浜市の職員だったとして、このような計画を立てるとしたら最初に何をするだろう?」と。
仕事でマーケティング業務をしていた期間も長かったせいもありますが、私の場合はまず「横浜市民の声を聞いてみよう!」になります。もっとも市民が困っていることをまず知ること。解決策を提案するよりも先に、問題・課題をしっかりと把握すること。これをする以前に「市として、どうありたいか?」という目標設定が大切だと思いますが今日のところは傍に置いておきます。
というわけで、まずは市民の声、パブリックコメントを見てました。
先に言っておくと、枝葉末的にささいな間違いを指摘することに大した意味もなければ、横浜市の職員の方々が多忙すぎて間違いに気づかないこともあるかと思います。
そして、何度も言いますが、私は横浜という街が好きです。こんな素晴らしい街にしくれてありがとう、横浜市職員の皆さま。きっと「横浜をもっと良い街にしよう!」と皆がんばってくれています。
が、ちょいと待て。
と言いたい事案が発生しました。
横浜市民の皆様から2,401件のご意見が寄せられたそうです。300万人オーバーの都市にしては少ないのかな??と思いましたが、あまり多すぎると確認がしんどいので良しとしましょう。
問題はその中身です。
資料は、概要や結果の統計からはじまり、具体的なコメント1件1件まで確認することができます。
上の画像を見て、何か気づかれました?
そう、2401件ある「いただいたご意見」の1件目と2件目が同じなんです。
いやー、1件目と2件目だけでしょ。ちょっと初っ端に間違えちゃっただけかな。とも思いました。
しかし、こういうエラーが気になりはじめると、PDFでつくられたデータをわざわざExcelに変換して確認したくなる性分です。きっと、横浜市の職員もそんなちょー面倒でややこしい市民が出てくるとは思ってなかったはずです。
Excelにしました。
で、フィルターをかけました。
私が「ちょっと待て」と言いたくなった理由がおわかりでしょうか。
私は、息子たちが大好きです。
そして、自分が生まれ育った横浜という街が大好きです。
私の子どもたちもまた、そんな素晴らしい横浜という街ですくすくと元気よく育ってほしいと願っています。
だからこそ言いたい。
「適当なデータを元に計画を立てないでね」と。
もちろん私が見逃しているデータもあるでしょうし、私が勘違いしているだけなのかもしれませんし、横浜市は行政区の中では頑張っている方なのかもしれません。
でもね、こういう資料があると不安になってしまんです。「うちの子どもたちをこの街で育てても良いのか」と?
Excelを小一時間ほどさわれば、重複コメントは消せますよってに。
一方で、パブリックコメントを出される横浜市民の方々。
多数意見として自分の案を採用してほしい気持ちはよくわかります。私も公教育に対して変えてほしいところはたくさんあります。「IT化の予算をもっと割け!50倍増ぐらいにしろ!」とかとか。
でも、コピペ投稿もしくは複数メールアドレスからの投稿はやめましょ。ほんとに大切な事案に使ってほしい職員の方々の時間を割いてしまうことになりますので。
横浜はほんとに良い街です。
皆でもっともっと良い街にできると良いですね。