先日、【日限山小学校】の経営方針を投稿しました。
「もしかして、他の学校も大差ない?」という気もしたので、日限山小学校から約1.5kmほど離れている【丸山台小学校】の経営方針も確認してみます。
まず日限山小学校と大きく違うのは、その更新日時。日限山小学校が2016年5月で止まっているのに対し、2019年7月16日更新とごくごく最近の更新です。ただ、もしかすると日付的に日限山小学校も近々更新なのかもですね。
では、さっそく経営方針の中身を見てみましょう。
まず、気づいたのは、フォーマットが違うこと。そして、取組分野の中に「最重点」がないこと。項目がひとつ空欄になっているので、「いじめへの対応」と「人材育成・組織運営」は別の色合いかもしれませんが、重点取組分野は全部で9つ。日限山小学校の項目が5つだったことを考えると、カバーする範囲が広めです。
取組分野とその具体的内容は以下のとおりです。
◆重点取組分野
①生きてはたらく力
- 学習状況調査の結果から明確にした各学年の重点課題を共通理解し、計画的に教科指導を行う。問題解決的な学習で意欲を高め、基礎基本の確実な定着を図りつつ、身に付けた知識を活かす活動を取り入れる。
- 自分の思いを伝えるとともに、対話して問題解決に向かう力の育成を図る。
②豊かな心
- 夢中になって問題解決に向かう子どもたちを育てるよう、重点研究を進める。
- 社会や集団の中での役割を意識できるよう異学年交流を中心にした交流を行う。また、思いやりや共生の心を育てる「『食』の学び」の指導を、系統的に行う。
③健やかな体
- 体育では、運動特性に沿った指導をもとに、子どもが見合い教え合いながら動きを高める場の設定を重視し、充実感や達成感を味わうことができるようにする。
- 保健学習では、食生活のあり方も含めたよりよい生活習慣を主体的・対話的に考え、健康の保持増進を自ら図る態度を養う。
④特別支援教育
- ユニバーサルデザインの視点から学習環境を整える。特殊音節の読み書きの獲得を円滑にするために研修したり、実践したりする。
- 教育支援計画、指導計画を定期的に見直し、一人一人の支援に担当 研究部・特別支援教育 生かしていく。職員会議での情報共有を行い、必要に応じて校内委員会で検討する。
⑤児童生徒指導
- 一年を四期に分け、ステップアップカード等で成長が継続して見られるようファイリングし、目標をもったり、振り返ったりすることで、自己実現の力を育てる。
- 配慮を要する児童の実態や支援の方法、「学校生活のきまり」を共有することで、一貫した指導ができるようにしていく。
⑥地域連携
- 商店会・自治会・長寿会・幼保小交流・農協など、学習に関係する地域との連携を大切にする。
- 保護者や地域の方々との協力体制をさらに整え、地域の材を活用した学習についてよりよい時期や内容、方法等を検討し、児童や教職員が積極的に参加できるようにする。
⑦自分づくり教育(キャリア教育)
- 「食」とのつながりを知り、感謝の気持ちをもつとともに、食の安全安心と課題について知る。
- 地域の人々と関わり、様々な職業について考える機会を設けるとともに、自分たちが住むまちのよさや伝統に気付くことができるようにする。
⑧いじめへの対応
- 職員間での情報共有を密に行い、いじめ防止対策委員会を中心に組織的に対応する。
- 年2回行うY-Pアセスメントや児童アンケートにより、些細な変化を見逃さない体制づくりをする。自他の違いを受け止め、お互いの人権や尊厳を大切にする指導を行うことで、未然防止に努める。
⑨人材育成・組織運営(働き方改革)
- 若手によるメンターチームを組織し、全教職員で研修内容を共有し、人材育成に取り組む。
- 三部長と管理職で課題を共有し、各部で組織的に課題解決に取り組む。
- 会議の終了時刻を設定し、事前に内容を共有する時間をとり、効率を上げる。グループウェアの活用を徹底し、打ち合わせ時間の短縮や伝達の効率化を図る。
まだ2校しか見ていませんが、もしかすると横浜市立であれば同じようなことを書くといった暗黙のルール的なものあるのかもしれません。「ユニバーサルデザインという言葉を入れましょう」とか。
また、日限山小学校の時にも書きましたが、中には中身を詳しく知りたいもの、言葉の意味がわからないものが幾つかありました。
今までは、このような情報を全く確認もしてませんでしたが、最近は「わが子が通うかも!」と思うと、細かいところまで見比べてしまいます。
個人的には「英語」や「プログラミング」といった言葉があまり出てこないことが気になってますが、もしかすると他のページに書いてあるかもなので、今後も期待しつつ調査を続けていきたいと思います。