横浜市教育委員会の事業概要の資料23ページには、教育予算内でもっとも大きい費用が記載されています。それは、教職員の人件費です。
そのページ(P.23)の上部を拡大してみると、
教職員16,169人に対し、約1459億円の人件費がかかっているという記載になっています。
単純に割返すと、教職員1人あたり約900万円という計算になります。
年収900万円!?
いや、違う気がします。
記載はあくまでも人件費です。
人件費には何が含まれているんでしょう???
一般的な会社の場合、人件費には以下が含まれています。
- 給料(基本給以外の残業代、通勤交通費)
- 賞与(年間のボーナス)
- 法定福利費(健康保険、厚生年金等の社会保険料や労働保険料の会社負担部分)
- 福利厚生費(健康診断費や社員旅行費など会社によって様々)
- 退職年金費用(退職金支給に備えた積立金の会社負担部分)
給料以外の項目も合計されるため、、人件費は給料の1.5~2倍になると言われています。
ということで、一般的な会社とは違うとは思いますが、先ほどの教職員1人あたりの人件費900万円を1.5〜2で割り戻してみます。
と、450万円〜600万円。
うんうん、なんとなく世間一般で考えられている教職員の給与額になったのではないかなと。
ちなみに某サイトでは、校長先生の平均年収が750万円、教頭先生が700万円といった情報もありましたので、平均するとやはり上記の数値に落ち着くのかもしれないですね。