身近な小学校のホームページをいくつか見はじめると「?」と思うことが色々と出てきます。そのうちの1つが、小学校の予算と決算のページです。
PDFファイルが置かれているのですが、まず最初の疑問は同じ横浜市港南区の公立校なのに書式フォーマットが各校でそろっていないということ。わが家の近くには【丸山台小学校】と【日限山小学校】がありますが、その書式を比較してみると。。
「横浜市が書式フォーマットを決めて、すべての学校が同じものを使っているんだろう」と勝手に考えていた私にとってはちょっとした驚きでした。
各学校が勝手につくってたら、管理する横浜市がしんどくない?と思うのですが、そんな話はあまりないのでしょうか。なんかちょっと不思議です。
さらに「???」なのは、報告書のタイトルの違いです。
【丸山台小学校】平成30年度 学校配当予算執行報告
【日限山小学校】平成30年度 決算及び平成31年度予算報告書
まあ、100歩ゆずって保護者については、自分の子供が通っている学校の資料しか見ないはずなので、タイトルがどうのこうのと言う人は少ないと思います。が、比較しようとしている人からすると混乱でししかないような。。横浜市教育委員会とか比較しないんですかね??? 謎です。
ちなみに、丸山台小学校は報告書とは別のファイルで令和元年(平成31年)度の予算執行計画をつくっています。
日限山小学校が、去年の報告と今年の計画を1枚にまとめているのに対し、丸山台小学校は2枚で作成。もはや「気合い」の現れかもしれません。
こういう予算や目標管理を仕事でしてきた身からすると、そのほかにも興味深い箇所が多い資料です。たとえばですが、
生徒数はそれぞれ
【丸山台小学校】403人
【日限山小学校】483人
令和元年(平成31年)度の運営費予算はそれぞれ
【丸山台小学校】9,925,847円
【日限山小学校】10,886,847円
で、運営費予算を生徒一人あたりで割り返すと
【丸山台小学校】24,629円
【日限山小学校】22,540円
学校の全体予算は【日限山小学校】の方が多いものの、生徒一人あたりに割り返すと【丸山台小学校】の方が予算をかけていることになります。
さらに詳細の項目(学用器具費や消耗品費など)を見れば、その理由が見えてくるのかもしれませんね。そのあたりの情報を引き続き確認していければと思います。